トレードの格言に「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があります。
「頭」とは天井、「尻尾」は底を表しています。トレンドの底と天井は諦める代わりに、その間の利益をしっかり取りましょうという意味です。
トレードでは、底と天井をピンポイントで予測できれば利益を大きく取れます。しかし、底と天井を狙うトレードは、利益が大きくなる分、リスクも増えます。
下降トレンド中に「ここが底だ！！」と思ってエントリーしたけど、さらに下落して大損をしたという経験はありませんか？
下降トレンド中に底を見極めることはとても難しいことです。
天井も同じです。もうそろそろ天井だろうと決済したのに、それからさらにグングン伸びてしまい、勝ったのに損した気分になりますよね。
底や天井をピンポイントで狙うのではなく、底や天井からしっかり反発したのを確認して判断する方が簡単です。
反発を確認する分、1回あたりの利益は少なくなりますが、勝率が上がればそれ以上の利益を上げることができます。
底と天井を諦める代わりに、損失を出すリスクを大きく減らすことができます。決済した後に相場がさらに上昇したとしても、自分のルールに従ってトレードしたのであれば気にする必要はありません。
はじめから必要経費だと考えておけば、「損をした」という気持ちもなくなります。
