給料に頼った生活は自転車操業と同じ

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私は投資という手段を活用して、労働からの開放を目指しています。

投資をすれば必ず資産が増えるわけではなく、短期間に大きく資産が目減りすることもあります。

私たち日本人は、損をすることが嫌いです。そのため、資産が目減りするリスクのある投資よりも、預貯金を選ぶことが多いです。

会社員として働いて給料をもらい、そこから生活をやりくりし、余力を貯蓄します。これが普通と考えてしまいますよね。でも、会社員としての収入に頼った生活は、決して安心とは言えないのです。

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自転車操業とは

自転車操業という言葉を知っていますか?

よく借金がたくさんある人に対して使われますよね。個人だけではなく企業などでも同じですが、借金と返済を繰り返すことでなんとか成り立っている状態を言います。

自転車は、一度走り出すと漕ぐのをやめたら倒れてしまいますよね。

足りない分のお金を借りてやり繰りし、今度は借りたお金を返すためにまたお金を借りる。

借りては返しを繰り返すことを「自転車」に例えたのが「自転車操業」です。

お金を借り続けなければ破綻してしまうので、やめたくてもやめられないのです。

会社員は安定している?

給料で生活している私たちも、自転車操業と似ている状況だと思いませんか?

借金とは状況が異なりますが、働くことをやめたら生活が破綻するという点では同じです。働き続ければいいだけの話ですが、そう簡単にはいきません。

働きたくても働けない人もたくさんいるのです。そして、自分もいつ働けなくなるかはわかりません。

安定した収入をキープしながら定年まで働き続けることができれば、一定水準の生活は維持できます。生活を工夫すれば、老後のためのお金も貯まります。

でも、現在ではそれすら難しい状況になりつつあります。景気次第では会社が倒産する可能性もありますし、新型コロナウィルスが流行った時のように一部の業務がストップして、給料が激減する可能性もあります。

ストレス社会と呼ばれる現代では、昔に比べてうつ病などを発症する人が年々増えています。いつ健康上の理由で働くことができなくなるかもしれません。

この先、なんらかの理由で収入が途絶えることや、老後に必要なお金を貯められないことも考えられます。会社員としての収入に頼ることは、リスクになり得るのです。

私たちは、投資のリスクは率先して回避するのに、これらの現実的なリスクからは目を反らします。

「そんなことを言い出したらほとんどの人がそうじゃないの?」

と思いますよね。その通りなんです。ほとんどの人は、リスクを抱えながら生活しています。そのため、どんなにツラくても会社をやめることができません。

  • 給料が下がる
  • 長時間働くことになる
  • 手当てがなくなる

どんなに条件が悪くなっても、その条件を受け入れるしかありません。収入が途絶えると、生活が破綻するからです。

日本では、多くの人が会社員としての収入に頼って生活し、そのうちの一部の人は実際に生活が破綻しています。

結局のところ頼れるのは自分だけ

よくテレビ等で、裕福な人とそうでない人の差が広がっていることが議論されますよね。

国の政策などについて、いろんな分野の専門家が意見を言っていますが、素人の私には本当に正しいことが何なのかはわかりません。

ただ1つ言えるのは、国がどのような対策をしたとしても、私の生活が豊かになることはないということです。

自分がいま、その日の生活すらままならない状態であれば、救いの手があるかもしれません。でも、衣食住が成立しているのであれば、おそらくその先は自分の力で何とかするしかありません。

自分以外の誰かが後押ししてくれることは期待できないのです。

いざとなったら、生活保護があるから大丈夫と考えている人もいるかもしれませんが、安易に考えるのは危険です。

確かに、生活保護によって最低限の生活は保証されます。しかし、生活保護の最終的な目的は、自立を支援することです。

財源は税金なので、生活保護の状態が長く続くと、肩身が狭い思いをすることがあるかもしれません。さらに、生活保護を受けるためには、資産などの保有について厳しい審査があります。

預貯金がある場合はもちろん、土地や持ち家・マンション、車など、価値のある資産は売却して生活費に充てることが基本です。

家族で何年も過ごしてきたマイホームを簡単に手放すことができるでしょうか。家族の思い出の場所がなくなってしまうのです。今まで頑張って支払ってきた住宅ローンもすべて無駄になります。

生活保護は最後の砦ですが、あてにするべきではありません。

おわりに

投資にはリスクがあります。でも、投資のリスクと、会社員としての収入だけに頼るリスク、どちらが大きいでしょうか。

私は現在40歳を過ぎていますが、65歳の定年までは20年以上あります。先が長い人ほど、会社員としての収入に頼るリスクは大きくなります。

自分や家族が幸せに過ごす最低条件として、お金は欠かすことができない存在です。将来に向けて今の生活を維持していくために、会社員としての収入以外にも収入を得る手段を確保しておきましょう。

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